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ふー、花粉症はイヤだ。特にシーズン始めの身体が慣れるまで?の期間はどうにもうっとおしい。毎年似たようなことをどこかに書いているだろうから、これはこれで終わり。ただ…… 頼むから子どもには出てやってほしくないなぁとは思う。花粉症どころではない病気の人の心配はどんなだろうか。
やはり話は変わる。
上の子のごく最近のマイブームに似顔絵描きがある。「にがおえをかいてあげる」とはっきり言ってるので、やはり似顔絵描きだ。
仕事の関係もあるのか、妻はお絵描きと付き合うのがうまい。皮肉な意味ではなく、描かれたものに対するキャパシティがわたしなんかよりもずっと大きいのだ。そして、これと思ったものをいたるところに貼りつけておく習性がある。……まぁ要するに部屋がにぎやかになるわけだ。
そんなこんなで、子ども用のスケッチブックというからくがき帳は常備品で、上の子ももとよりお絵描きが好きだった。
ところで、ヘタくそだがわたしも絵を描くのが好きなほうだ。自分用のスケッチブックも大小持っていたりする。といってもほんとの気まぐれで、そのへんの花などを描いたりして5、6年は使っているけれど、ページがほんの少し埋まっているだけだった。
日曜日だったか、そのスケッチブックの小さいやつの存在をむすめが認知してしまった。
「これはなに?」
「スケッチブック」
「ぱぱのおえかきがかいてあるの?」
「そうそう」
「これはなに?」
「海。砂浜」
「これは?」
「お花。カラーとアジサイ」
「きれいだね。あっちゃん、このおはなだいすき」
「ありがとう」
「これは?」
「カニさん」
「これはだぁれ?」
「だれと思う?」
「まま」
「ピンポン」
「ままがねんねしてるんやね。これはわきちゃん?」
「ブー、あっちゃんだよ(笑)」
「あらま、へんなかお」
「ほっとけ。おまえが赤ちゃんのときはそんな顔やったんやよ」
「キャハハ、わきちゃんみたいやねー」
「……そうやな」
「あ、くまさんだ!」
「かわいいやろ?」
てな具合で、次々ページをくっては喜んでいた。そのうち、
「あっちゃんがね、にがおえをかいてあげるよ。ぱぱ、じっとしててね」
と言い出した。はいはい。
やがて静かになってほおり出されたスケッチブックをめくってみると、内表紙の裏のページに髪の毛をのばしたアンパンマンのような絵が描いてあった。わたしだろう。ふむふむ、描いてあげると言うだけあってけっこうやるなぁなどと思いながら何気なくページをくっていくと、惨劇が待っていた。なんとパステルカラーの砂浜には赤い地割れが走り、花のページは容赦なくひきちぎられ、生まれたばかりの上の子と一緒に寝入ってしまったときの妻の寝顔の目は、青い色鉛筆の呪いでカッと見開いていたのだった。いやはや……。
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