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ドン(犬)の耳の下あたりでとうとう皮膚が破れた。外耳炎で左耳の下あたりが腫れ上がり、それが前のほうに広がってお岩さん状態だったのだ。28日あたりは涙腺のあたりからも少し血膿が出て、腫れ上がってあけることもできない左目から血の涙が流れるといった凄惨な形相だった。
かかりつけの獣医によると、嫌気性の菌によるものなので傷口のあるほうがいいのだが、腫れている部分が硬いあいだはメスを入れても傷口がすぐにふさがってしまう。何度も痛い思いをさせるのはかわいそうなので、もう一日、二日様子を見ましょう、ということだった。しかしひっぱるにも限度があるので30日にはメスを入れますとのこと。それが29日の夜のあいだに爪で掻いたかなにかで傷がついたらしい。階下の母の部屋の前で寝ている関係上、夜は大変だったようだ。
同じようなことが一月にあり、そのときは処置が遅れたので熱も出ていた。それに比べると今回は抗生物質の注射をしていたので、外見のわりには元気だった。それでも腫れ上がった顔を見るのはしんどくて、なんとかならんのかと医者から帰ってからぼやいたりしていた。
にぎりこぶしぐらいには腫れていたので、それがしぼんだあとは皮が垂れている。垂れた部分はどうしても血で汚れるので、これもけっこうコワい。それでも、医者につれていくと先生夫婦が「ああ、やぶれたねぇ、よかったなぁ」とほんとに嬉しそうな表情でいってくれたので、気持ちが軽くなった。ただし傷口がちょっと大きいので今度はそれが気がかりだが。
それにしても今年に入って耳が悪化しそうになるたびに、たよりの先生が正月休みにスキー休みと巡り合わせが悪い。あどけない瞳の老犬に申し訳がない。食事を管理しているのは母だ。食欲がないと言ってはりくろーおじさんのチーズケーキを買ってくるぐらいだから、しばらくは食事のグレードが上がるかもしれない。
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