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2000年5月18日(木)
◆《友だち作り》

 ドンが死んでしまった。
 絶対良くなると思っていたのに、だめだった。
 ドンのページの最後を作って公開しようか、まだ決心がつかない。

 とにかくなにか書いているほうが気が紛れるので、書きかけの文章を仕上げていくことにしようと思う。
 あいもかわらぬ親ばか話――。

 14日の日曜日、久々にむすめと公園へいき、その友だち作りのテクニックを、これも久々に目の当たりにしてしまった。相変わらず見事なものだ。誰かれかまわず「こんにちわ!」を言うのが大好きだというのはどこかに書いたが、公園で、全然知らない子と友だちになるのも上手だ。

 まず、これはと思う子にターゲットをしぼると、ペコちゃん(ひょっとして古いか!?)のような笑顔を浮かべて、つかず離れずでその子のまわりをウロウロする。そうやっているうちに相手が反応してくれると、次は手持ちのおもちゃから適当なものを、これで遊ぼうよというように持っていく。ただしそれはなにかの役に立てばという程度で、無視されても全然こだわらない。このときは縄跳びを持っていったが、相手が滑り台にいったと見るとゴミのように投げ捨ててあとをついていった。そのあと何度か滑り台をして遊ぶともう友だちになったも同然だが、むすめにはだめ押しがあった。ちょっと待っててね、というとちょこちょこっと離れて、そのへんのクローバーの花を摘んで「ぷれぜんとだよ!」と言って持っていくのだ。そんなことに不器用な親としては、それだけでも『こいつはほんとにオレの子か?』などと思うのだが、むすめは、場合によってはそれをペコちゃんスマイル付きで相手の子の親のところにまで持っていくのである。……わたしは、マジで見習わねばならないと思っている。

 15日の月曜日、晩ご飯のときに幼稚園の話になった。
「あっちゃん、男の子のお友だちはできないの?」
「うん。でもけんた(仮名)くんがね、どぉんってぶつかってくるんだよ」
「へぇー、どうして?」
「わからない。いじめっこなんやで、けんたくん。やめてねっていってもやめてくれなくて、どぉんどぉんって、ふたつぶつかってくるんだよ。だから『やめてよっ!』っていったらね、『ごめんー』っていってやめたの」
「そぉかぁ。そらたいへんやなぁー」
 と笑ってしまう。妻が、
「けんたくん、きっとおともだちになりたいんよ」
 と言った。
「そおお? どうして?」
「どうしてやろなぁ、でもパパもそうやと思うな。きっとあっちゃんと一緒に遊びたいんやで」
「どうして、いっしょにあそびましょっていわないの?」
「はずかしいんやろ、きっと。けんたくんは男の子やから」
「おとこのこははずかしいの?」
「うん。だから今度どぉんとしてきたら、『いっしょにあそぼ』って言うたげたら?」
「そおお? おともだちになりたいの?」
「そうそう、きっとそうやわ。優しい男の子かもしれへんよ、けんたくん」
 とこれは妻。父親と母親によってたかって友だちになれと言われたむすめは、少しのあいだ、わけがわからんというような顔をしていたかと思うと、こう言った。
「おともだちになるって、むつかしいものやねえ」