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なんだかんだで昨日は寝そびれた。最近では四時をすぎるともう明るくなってくる。そのころから眠るとどういうわけかコワい夢を見ることが多いのだが、昨日は日記に書いたことのせいか毛の生えたアメフラシみたいなのがいっぱい出てきてマイった。この分ではやはり極楽往生は望めそうにない。
六時半ごろ、むすめの声で起こされた。
「ぱぁ〜ぱぁ〜〜〜」
泣き声だ。
「んん……? どしたの?」
「おともだちがね、こんだけになったうめ(ゆめ)だったよ」
両方の手のひらを広げている。
「……そう。たくさんやなぁ、よかったやんか。なんで泣いてるの?」
「うれしいでしょう?」
「パパが?」
「うん。あっちゃんにおともだちができたらうれしくない?」
「う、うれしいうれしい」
わけがわからんゾ。とにかくもうちょっとだけ寝かせてくれ。
「ぱぁ〜ぱぁ〜〜〜」
「はあいぃ、どしたん?」
「あつくてノドがかわいた」
「あ、そう」
「ぱぁ〜ぱぁ〜〜〜」
「なんやねんな」
「アイスクリームたべたい、とってきて」
「いやや。自分でとっといで」
「ぱぁ〜ぱぁ〜〜〜」
エーカゲンニセエヨ……。
「(はっくしょん!!)」
「どこが暑いんや、くしゃみ出てるやないか!」
と見ると、両方の鼻からツララがさがっていた。
「ふぁふぁ〜、おふぁなくそ〜」
わ、わかった、起きるからじっとしてろ。
近ごろでは、8時半には幼稚園につきたいと言うようになってきた。仲のいい友だちと遊ぶためだ。自転車なら5分もかからない程度の距離なので、わたしが連れていく。今日は早い便のバスの到着と同じになった。
ぞろぞろ降りてくる園児たちを見たむすめは、もうすでにそちらの世界に入っていた。自転車から降りるや否やみんなのところに駆け寄ろうとする。
「おーい、かばんかばん!」
おっとっとという感じで戻ってくると、夏用の麦わら帽子をかぶったままそそくさとかばんをかけ、すぐまたあちら向きになった。
「水筒も!」
顔つきが『もー、うるさいなー』になっている。これもじれったそうに頭を通すと、そのまま振り向きもせずにいってしまった。そばにいた先生に「おはよーございます!」と言いながら。
火曜日は親子遠足で水曜日はお休み。月曜日までは自転車から降りるといってきまあすのチューがあったんだけどなぁ……。
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