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上の子は虹色が好きだ。たしか本物の虹はまだ見たことがないと思う。一歳ぐらいのときに空にかかったことがあったのであわてて連れ出したけれども、かすかに見えたか見えないかぐらいだったろう。もちろん覚えているはずもない。
虹の色数は日本では七色だが、六色だったり、それ以下だったりする文化圏もあるという。逆にもっと多くの色を識別する文化圏もあったように思うが、どこだったかは覚えていない。できれば実物の虹を最初に見せて、むすめ独自の虹色を先に認識させてやれたらと思っていたのだけれど、運にも恵まれなかったために実行できていない。
最近は好んで虹の絵を描く。色数は決まっていない(まだ七という数の理解が怪しい)けれど、赤、黄、緑ぐらいはだいたい入っているようだ。暑くなって水遊びするようになったら、人工的なやつでも見せてやろう。
もう一つ大好きなのが光りものだ。大阪の女の子らしいというのかなんなのか、特に金色が好きで、メタリックな質感やクリスタルな質感なんかも無条件に好きである。
先日、おばあちゃんがパジャマを買ってやるといって連れていったら、金色の鎖のベルトがついてところどころにラメの入ったピンクのスカートが欲しいといって駄々をこねた。しかし幸運にも残念ながらサイズが大きい。仕方がないので、蝶々のラメ入りプリントの入った赤いTシャツで妥協したのだった。二、三年後はどんな格好してるだろう……。
そんなむすめが、今、タメイキをつくほど憧れているのが金髪である。それも、金髪をベースに虹色に染め分けた頭にしたいらしい。
……えーい、そうなったら一緒にやったろか。
(髪の毛傷まないのだろうか?)
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