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午前中、この夏改装オープンした市営プールにでかけた。四歳の姉と八ヶ月の妹を連れてプールへ行く……考えるだけで疲れてしまいそうな企画だが、それはどこへ行っても、あるいはどこにも行かなくても同じようなものなので、親はがんばってしまうわけだ。
上の子は浮き輪を持ってひたすら泳ぎまくる。改装で新たに設けられたすべり台にも挑戦してご満悦だった。下の子も、抱かれたままで同じように水に入る。顔にかなりの水がかかっても平気ではしゃいでいた。昼ご飯を入れて三時間ほど遊ぶ。途中、一時間ごとに十分の休憩が入るのだが、帰る間際のすべり台で次というときに休憩になり、スタート位置で待機になってしまった。降りるに降りられず暑かったのなんの……。
帰宅後は、図書館へ本の返却と借り出し。それが終わると公園の砂場。そのあとでレンタルビデオの返却。すべて上の子と一緒だ。家族サービス?と思ってはいたが、気がつくと一日が終わっていた。
風呂に入ってはじめて、体が真っ赤っかに焼けていることに気がつく。そんな焼き方をして喜ぶトシでもないのだが、どれぐらい焼けるかというカンが無くなっていたらしい。学生時代、四国の海で焼きすぎてその晩発熱したときの感触がよみがえってくる。冷夏の年で、友人と二人、周遊券を買って四国の半分ほどを行き当たりばったりに回った旅は、その日以外ほとんどが雨だった。今日しかないと思いつめて一日中海にいた結果だ。絵に描いたような若気のナントカだが、入院でもしたらややこしいことになっていただろう。
……あんな旅はもうできないのだろうか。いや、できても、今度は他の形の旅を選ぶかもしれない。いい旅であったとしたら、娘がしたいと言えば?
早々に寝入った妻子。さすがの下の子も、今のところ二時間ほど起きずに眠っているようだ。……と書き終わった瞬間に泣き声がきこえてきた。
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