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2000年7月30日(日)
◆《虹のかけら》

 ミーナさんの日記の7月29日分を読んで「エコロジカル・ダイエット」という本のことを思い出す。たしか肉食が環境にかける負担などについて書かれた本で、92年ごろ Nifty-serve で紹介している人がいたことから知った。当時からリストには入れていたのに、読めないままできてしまっていた。
 一旦思い出すと無性に読みたくなり、とりあえず web で情報を探す。入手可能とのことだが、書店によっては検索にかからない。図書館で借りようかとも思ったけれど、その前に、近所にわりとがんばっている古本屋さんがあるのでそちらから当たってみることにした。午後、他の用事もいろいろ兼ねて上の子を連れて出た。
 案の定、上の子にはまだ古本屋は無理だった。一秒たりともじっとしていない。久しぶりだったのでわたしは飢えた狼みたいな状態だったのだが、「あっちゃんのほしいほんがない!」と大きな声を出して歩き回られては、連れ出さないわけにはいかなかった。そのままスーパーへいき、二、三買い物をして帰る。

 夕方、近所の公園にいった妻子と一緒に帰ってくるべく、ジョギングに出る。ふと空を見ると、雨雲に重なるようにしてかけらのような虹が見えた。本当にほんのかけらだけれど、色ははっきりしている。走りながら、息も絶え絶えの携帯電話で妻に知らせた。
 帰り道、脚が痛いというのでむすめをおんぶしてやる。いつものように帰ったら痛くなくなるのだろう。「ちょっとだけやけど、虹が見えてよかったな」と背中に向かって言うと、「でもすぐきえたわ」と言う。「あっちゃん、もっともっときれいなにじがみたいな」とも。どうやらアンパンマンなどのアニメに出てくるようなソリッドな色の虹をそのまま想像しているらしい。そんなのが見えたらきれいだろうな。

 夜、風呂にも入り布団の上でごろごろしていると、下の子が急にニタァと笑ってこっちに這ってきた。何をするのかと見ていると、何もしない、ただわたしの脚までたどりつき、スネのあたりにあぐっとかぶりついた。スネかじり。わかりやすすぎる。