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電子レンジが故障した。使えないとなると不便なもので、もはや無しではすごせなくなっているのがわかる。考えてみれば結婚したころに買った家電製品は、洗濯機、冷蔵庫、ビデオ、テレビ、とすべて故障を経験している。洗濯機とビデオはすでに買い換えて、無傷なのは食器洗いぐらいだろうか。ろくな手入れもなしで十年間まともに機能し続けるというのはそう簡単なことではないのかもしれない。そういえば夫婦そのものも、あれは故障だったのかなぁ。子ども子どもとバタバタしているけれど、たまにはメンテナンスもしたほうがいい。
そんなわけで急きょ電子レンジの買い換え。にかこつけてG4 Cubeを見てきたりした。悪くはない。マウスがきれいだけれど、今さらホイールのないのもなぁ。それにしてもあらためて目をとおしたwebページの「手軽にプラグ・アンド・プレイ」には笑えた。
適当に選んだ電子レンジを車に積んで、松屋町(「まっちゃまち」と読む。人形の問屋街として有名。花火もある)に出て、花火を買ってきた。育て方を間違えたせいで夏は毎晩花火をするものだと思い込んでいる娘に対して、これから先を二千円分の花火で乗り切る作戦だが、うまくいくだろうか。
それはそうと、花火を買って一万円札で八千円のおつりをもらうのに、二千円札が混じってきた。初めての経験だ。店のおっちゃんが「二千円札一枚入ってますんで。ニセ札とちゃいまっせぇ」とオオサカンなギャグをとばしてくれたけれど、受け取ったわたしは軽……くもないショックを覚えてしまった。というのは、通常このパターンでのおつりは紙幣二種類で四枚かまたは一種類で八枚という二通りの組合せが体にも頭にもしみついているからだ。金額が合っているかどうかは、たぶん実際に計算する前の視覚的な確認でこと足りているのだろう。ところが、もらったのは二種類七枚の紙幣で、それで正しいのかどうかが咄嗟にはわからなかった。計算してみるともちろん間違いではない。おおッ、これはややこしいゾ! 二千円札が十分に流通すれば紙幣の枚数が少なくなるような組合せが定着するのかもしれないが、それでも組合せ自体がドンと増えたことは間違いない。八千円なら六通り、九千円なら八通りの紙幣の組合せがある。どちらも従来は二通りだ。金額が合っているかの確認の手間も増えるだろう。いずれは慣れるのかもしれないけれど、酔っぱらったときのことまで考えると目眩がしそうだ……てなことを今ごろ言っているわたしは相当遅れているのだろうか。
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