title
2000年8月23日(水)
◆《盆踊りの帰り》

 下の子の最近の得意技は「いやいや」と「うんうん」、それと「雄叫び」……ではなくて「雌叫び」か。
「いやいや」は首を横に振り、「うんうん」は縦に振る。意思表示として適切な場合がけっこうあり、ホンマかいなという気にさせられる。たとえば大好きなブドウをテーブルに置くと、さっと目の色が変わって、そのちっちゃい目を大きくして一生懸命「うんうん」と頷いている。

 プラステンというおもちゃを出産祝いにリクエストして、友人からもらった。相沢康夫というおもちゃデザイナーでもある人が「好きッ!」というその著書の中で「幼児期のおもちゃの王様」と呼んでいるものだ。一度ためしてみたかった。氏によると、このおもちゃを「数を理解するための知育おもちゃだろう」などと思うようではだめで、噛みついたりばらまいたりお金ごっこをしたりと万能なのだそうである。たしかに、今下の子の一番の興味はこのプラステンのコイン型のピースを口にくわえて自慢することだ。それがまたなんとも得意そうで、見ていておもしろい。……と思っていたら、コイン丸ごとを口に入れてしまってちょっとあせった。

 畳の上に寝ころぶと嬉々として這い寄ってくる。そしてわたしの体を使ってつかまり立ちの練習を始める。うまく立てたらにこにこしながら「きょえ〜〜〜!」と雌叫ぶ。それもいいが、わたしゃぼーっとゴロゴロするところがないぞ。

 近所の小学校で盆踊り大会。上の子が行きたいというので覗きにいく。帰り道、小学校の入り口付近に並んだ露店の一つから名前を呼ばれた。見ると、小学校の同級生だった。会ったのは小学校の恩師が亡くなったとき以来の十三年ぶり。それでもわかるらしい。もっとも、夕陽にむかって「バカヤローッ!」と叫びそうな、少年のような目をした女の子だったその目もそんなに変わっていなかった。その場でできるような話もあまりなく、適当に別れた。一回二百円で当たりが出たらよかったけどはずれ。それでもこっそりおまけしてくれて、もらったのが携帯扇風機?。むすめがとても欲しかったやつなので大喜びだった。ありがとう。


♪ with Style Council on the radio..."My Ever Changing Moods",etc.