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2000年8月28日(月)
◆《公園生活》

 土曜日(26日)プールへ行ったおかげでウォータースライダーの楽しみを覚え、どうしてもというので日曜日もプール。「夏休みも終わりだから……」なのだが、そう考えるのはどこの家庭も同じだろう。仲良しのきょうこちゃんのお家から午後に遊ぼうというお誘いもあったので、バタバタと朝一番から出かけた。それでもすでに相当な混雑だったが、少し雲もあり、水も冷たくてプールそのものはとても気持ちがよかった。
 ところが、下の子のリズムでは午前中には生理現象や昼寝やらいろいろある。わたしが抱いているときにキーキー言い出したので、これはいかんととにかく水から上がった。いつもの午後とは反対の、建物の陰に荷物を置いてあったのでいそいそとそこへむかう。と、到着するまでに眠ってしまった。仕方ない、下に置くような敷物も用意していなかったので、そのまま抱いていた。子どもの寝顔というのはかわいいものだ。しかも水着の体はぽちゃぽちゃで、よく日に焼けている。……これを裸で抱いて立っているともつれた肉団子みたいだろうな、とは思うけれど、今さらどうしようもない。人のあまり来ない物陰だったのが救いだった。

 こうして近所に公園があって、その施設が利用できるというのはありがたいことだ。なによりもまず、たくさんの木があるということだけでもほっとするものがある。
 そんな公園に、野宿者の宿泊施設を建てるという大阪市の計画があるらしい。といっても唯一の自由広場が地下駐車場建設のために工事中で場所はない。周辺の植え込みなどを排除して計32棟のプレファブを分散させるとか。それで野宿者の問題が解決するのであればよいが、どうなんだろうか。
 サンケイ新聞の記事では、建物の周囲に塀を建てて覆ってしまうという発想や、共同生活になるために実際には野宿者が入居しないのではないかという問題点が指摘されていた。野宿者自身からも「そんなところには入りたくない」という声があがっているともあった。オリンピック招致やサッカーW杯のための美観作戦ではないかという批判に対しては、大阪市は否定しているらしい。そして建物は三年以内に撤去する計画だという。
 近隣への説明会では担当者が「最善の策だ」と繰り返した……と、伝聞ばかりを並べても仕方ないのだが、大阪市のウェブサイトにも関連情報はないし、公的なチラシなども入らないので、手元に確認できるものがない。だが実感としてギリギリになってから明るみに出したということはよくわかる。今秋完成予定の工事の計画を周辺住民が知ったのは七月に入ってからだ。わたしが知ったのも、夏休みが始まるころに幼稚園から反対運動の署名依頼があったから。周辺住民としては、少なくとも税金の使い方を決めるプロセスとして、アンフェアな印象だし「最善」とも思えない。「最善の策」と言い切るのであれば、その根拠と、もしも入居者がないなどの「最善」ではない結果になったときに誰がどういう責任を取るのか、ぐらいははっきりしておかないとなかなか納得はできない。

 それにしても、この計画にかぎらず整備工事だなんだとほんとにあっさり木を切ろうとする。よほど大きいとか古いとか、そういうのでもないかぎり住む者や子どもらに長い間潤いや愛着を与えてきた樹木も大切にしよう……なんていうことにはならないんだろうな。街にみどりを、と言いつつも。ウソばっかり。


♪ with "Hotter Than July"...iya hontoni. / Stevie Wonder