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珈琲のフィルタペーパーが、サイズが大きいせいで案外手に入りにくかった。Karita の 104。あちこち探しているうちに仕事場の近所の珈琲店においてあるのを発見。ついでがあったので今日いってきた。
店は小さくて、外観も安っぽい感じ。なのに入ってみると珈琲も飲めるようになっていて、アンティーク調のけっこういい雰囲気が意表をついてきた。いかにも珈琲好きそうなマスターが出てきたので、フィルタペーパーをくれと言った。並べてあるサンプルには650円のカード……ということは税込みでほとんど 700円か。けっこう高い感じだ。マスターは「イチゼロヨン……」とだけつぶやいて棚のむこうに一旦消え、数秒後に少しへこみのある箱を出してきて無言でわたしの前のレジカウンターに置いた。奇妙な間。で? とマスターの顔を見ると、にこりともせずに「どうぞ」と言う。ヘンなオッサン。「いくら?」「600円」わけがわからん。とにかく「です」ぐらいつけろよと思うけれど、まぁ 600円というならそれでいい。きっちりを硬貨で払う。それだけ。「レシートくれる?」無言で出してくる。なんなんだろうこのノリ。箱を持つと「袋いれますか?」ときいてきた。ハダカならハダカでいい、資源の節約だ。「いらない」といって店を出てきた。不愉快さと値段でトクした気持ちとが混ざってなんとも妙な気分。結局 104 は失敗だったかな――。
失敗の記憶――ふと思いついたテーマだが、子どもができてからの失敗といえば、まず一番にくるのは妻の時間の使い方に口を出したことだろう。本当の失敗は口を出したこと自体ではなくその出し方なのだが……まぁ……その……要するに失敗をした。で、もうちょっと書きやすいことでといえば、最初に買った子ども用の自転車。わが家では子どもが二歳の時に三輪車をとばして補助輪のついた自転車を最初に買った。三輪車は体が大きくなるとすぐに乗れなくなるとかそんな理由がメインだったように思うが、とにかく惰力走行ができてブレーキが使えなければ止まれないような乗り物は、二歳児には危険すぎた。考えればわかりそうなものだけど、だからこそ失敗なのだと開き直る。もっとも買うときに主導的だった妻は「ちょっと早すぎただけ」と失敗とは思っていないようだ。
たしかに早すぎたものはたくさんある。絵本の類は半分ぐらいはそうかもしれないし、おもちゃもそうだろう。そうそう、おもちゃでよかったものは、コルク製の積み木だ。出産祝いでいただいたものだが、レンガの大きさの半分を基尺にしたもので、投げれば危ないがそれでも木製よりは軽くて柔らかいのでケガの心配もほとんどない。小さい積み木では遊んでくれないのにこの積み木なら遊ぶという妻の友だちもいたらしい。お城やケーキを作ったりして……あ、失敗の話を書いているんだった、失敗失敗…………というオチははずかしいよォ。
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