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何日か前、夕方ジョギングのあとで妻子を公園にむかえにいくと、妻特製の牛乳パックの剣をもった男の子が嬉しそうな顔をして近づいてきた。背が高いけれどたしか五歳か六歳で、よくむすめの相手をしてくれる心優しき好少年だった。その子がほんとに嬉しそうな顔で剣をかざしながら「もらった」とささやくように言ってきた。
「そう、もらっといて。また遊んでな」
「ほんと? ほんとにもらっていいの?」
「いいよ」
「ありがと!」
と剣を振り回しながら走っていった。そんなに喜んでくれるとこちらが恐縮してしまう。その話を妻にすると、
「そうやねん、あっちゃんがあげやってんけど、わざわざわたしのところに『いいの?』ってききにきてやってん」
と言った。その上でわたしのところにまで来たらしい。
「そやけど、やっぱり剣は難しいわ」
「なんで?」
「喜んでくれるのはいいんやけど、そうやって喜んで遊んだらやっぱり『やっつけてやる!』みたいになるやんか、剣やから。イヤがってはるお母さんもいてるんやないかなぁ」
「なるほどぉ。でもまぁ、昔はチャンバラなんか普通やったんやから。剣遊びぐらいしといたほうがええんちゃうの、ナイフの恐さも多少はわかるとか」
「そう思てくれはったらええんやけど……。もー、あっちゃんが持っていってみんなにあげて遊ぶってきかへんねん」
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JOYさん、リンクありがとう!
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