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2000年9月6日(水)
◆《赤ちゃんの秘密》

 下の子は掃除機が好きらしい。PAPIさんが日記の中で、お子さんの掃除機嫌いについて何度か書かれているのを読んで、うちもそんな感じなのだろうと漠然と思っていた。が、そうではないようだ。うちの場合は掃除機をかけると喜んで這い寄ってきて、小突き回すらしい。しかも上の子もそうだったとか。いろいろあるものだ。

 嫌いなものは……あまり思いつかない。ニコニコ笑って愛想がよいけれど、むぎゅっとだっこすると顔をそむけたりはする。お姉ちゃんはそのむぎゅっがしたくて仕方ないらしく、無理やり抱きにかかってよく泣かせている。

 そうそう、二人めを経験してみると、赤ちゃんに対して持っていた印象がきれいに変わったりする。一人だけなら一人めの印象がすべてになるのだが、違うものだったんだなぁという感じになったりするわけだ。たとえばわたしは、赤ちゃんとは骨がポキポキ鳴るものだと思い込んでいた。手の指や首や背骨がポキポキと鳴るあれ。上の子は一歳ぐらいまでだったと思うけれど、抱くといろんなところがポキポキ鳴ったのである。なんとなく日に日に骨が成長していってるような気がして、なるほどなぁ、成長著しいっていうのはこういうところに表れるものなんだと感心したりしていた。が、下の子はまったく鳴らない。おそらくは上の子の個性だったわけだ。
 またわたしは、父親というものは授乳期のあいだは徹底的に嫌われるものだとも思っていた。上の子にそういう仕打ちを受けたからだ。ほとんど抱くことそのものを嫌がられ、妻が抱いて授乳に入るときには、手でシッシッというような、あっちいへいけというような仕草までされた。これほどまでに母子の絆と父親の立場には差があるものかと愕然としたものだった。だから下の子もそういうものだろうとあらかじめクールに構えるようなところさえあったのだが、これが案外そうでもない。授乳中でも目が合うとわざわざ口をはずしてニコッと笑ったりしてくれる。もっともこちらの態度が影響している可能性もあるのだけれど、それでもかわいいことにかわりはない。

 と、こういったことを書くとどうも姉妹の比較をしているようで気が引ける……。


♪ with "Without Rhyme Or Reason" / Scott Jarrett