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上の子は十月に入ってから(九月もだったか……)ほとんどずっと風邪をひいている。三日に医者にかかり、七日の運動会をなんとかクリアして、十日ごろには軽いセキだけが残っている感じだった。もう治るだろうと思っていると十三日ぐらいからそのセキがだんだんとしつこくなり、十六日は一日中とまらなくなってしまったので医者へ。今日はようやくピークを越えたかなという感じだけれど、まだまだ油断がならない。子どものセキは、続くと吐くので洗面器がお友だちになっている。覚悟はしているつもりだが、そのうちにまた次の風邪やインフルエンザの話なんかも出るようになるのだろう。
身長がまた伸びて 115cm になった。ほぼ六歳児の平均とのことで、体重はその平均をさらに上回っている。大きくなったものだ。最近はだっこをしても関節のゴツゴツ感や筋肉の力強さが伝わってきて子どもという感じがとれてきたような気さえする。ちなみに幼稚園の冬用のトレーニングパンツは十二歳用だとか。体格の小さい子に対してさらに小さい年齢を対応させることをさけて、そういうサイズ設定にしているのだとは思う。しかし十二歳用とは……限度があるよなぁ。
言葉もしっかりしてきて、憎まれ口も増えてきた。風邪薬の昼食後分を、幼稚園から帰ってきてから飲まそうとすると、もう給食のご飯を食べたから飲まないと言う。言いながらセキをするのでとにかく飲めというと、
「おいしゃさんがごはんのときっていうてはったよ」
「でもまだセキが出てるからクッキーかなにか食べて飲んだほうがいい。飲まないと治らないよ」
「ふくろにかいてあるでしょ、ご・は・ん・の・と・き・で・す・よって」
これを寝ころがったままで言うのだ。子どもにだけ可能な無邪気な憎たらしさとでもいうのか。まったく、どうしてこんなに上手に憎たらしいのだろうと笑いそうになる……ほどわたしの人間はまだできていない。
返事をしないことも前に書いたけれど、これも相変わらずだ。ただ、その都度明るく「ホラホラ、ちゃんと返事しよう! 聞こえてるやろ?」と合いの手を入れてやると、一応「はい」とは言ってくれるようになった。無言よりはだいぶ体にいいけれど、行動が伴うわけではないので、まだまだ精神には厳しいものがある。
そんなことを言いつつ考えつつの夕食時、状態がよくなったのか、久々に明るく元気になった。歌を歌ってあれこれと話しかけてくる。はしゃぎまわっているのを座らせると、ごはんもしっかり食べ、薬もすすんで飲んだ。体の成長とともに不満たらしく憎たらしくなってきたような気もしていたけれど、そうそう、これぐらいの元気があって普通だなとあらためて思う。二週間以上も風邪ひき状態が続くとそれが日常になってしまって、どうしてもそれが正常でないということを忘れてしまうようだ。ということは少々不愉快でも憎たらしくてもとにかく怒り・過・ぎ・て・はいけないということか。書いてしまうと当たり前過ぎて恥ずかしいほどだが……。
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