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下の子はほぼ全身に発疹が出ている。激しくはないけれどちゃんと出ていて、痒いのか眠ってもすぐに泣いて起きる。ずっとおっぱいにくっついているというのはやはり精神安定剤なんだろう。母親は大変だ……。
上の子と久々に近所の公園に寄った。図書館の帰りなので砂場グッズやボールなどの遊び道具もないけれど、どうしてもというのでつきあう。夕方五時を過ぎるとすでに暗くなりはじめていて、そんな中砂場やブランコ、すべり台を次々と移っていくのを見ていると、公園が好きなんだとつくづく思う。
いつの間にかブランコにいきなり立ち乗りできるようになっていた。上手になったものだ。それと同時に、そうそうそうやって乗ったものだったという自分の感覚もよみがえってきたりする。斜めにこいでみたり、ねじってみたりもよくやったものだ。そのうち靴をとばしたり飛び降りたりもするようになるのだろうか。
懐かしいような気持ちでもあるけれど、自分の記憶にはっきり残っているのは今の娘よりももう少しあとのことなのだろう。五歳か六歳か。そういえば当時一緒に遊んでいたのは誰だったっけ。近所のけーちゃんとまさくんと、まさくんのお兄ちゃんもいたっけか。それともそれはもう少しあとのメンバーだったかな。なおみちゃんやけいじくんだったか。どうもはっきりしない部分がある。いずれにしてもみんな今ごろどうしているんだろうか……。
今日のこのひとときなど、これといった出来事もなく、娘はすぐに思い出せなくなるのだろうな。それはそれでいい。わたしだってすぐに忘れてしまうだろうから。別段それが寂しいとか哀しいというわけではない……はずだが、なんだかよくわからなくなってくる。
乗り手が去ったあとも揺れつづけているブランコを見ていると、妙に感傷的になったりする。秋の夕暮れというのは不思議なものだ。そして数分のあいだにも確実に暗くなり、さっきよりも少し寒くなったような気がする。さぁ、そろそろ帰らないとな。そう思ったとき娘に呼ばれた。
「ぱぁぱぁ〜」
見ると、娘がジャンパーを着るのに失敗し、フードの中に腕をつっこんでダンゴのようになってもがいていた。
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