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上の子は元気だ。幼稚園をかわることになって元気さに艶がもどってきたような気がする。少しわがまま傾向のようにも思うけれど、それもエネルギーのうちだろう。二度か三度、手続きなどのために新しい幼稚園にいっただけなのにずいぶん影響のあるものだ。
下の子も元気だ。こちらは日ごとにその元気さに凄みが増していく。子どもが二人になれば楽な面もあるようにきいていたが、現時点でのわが家でいえばそれはウソで、ケンカや泣き声の分だけでも、一人のころの三倍も四倍もややこしい。とりあえず休みの日は家よりも広い空間でないと平和はこないというわけで、午後からは公園遊びの日曜日だった。
下の子はボールが好きだ。ボールであれば大きさを問わずに投げたり蹴ったりしたがる。特にサッカーボールのドリブルが得意で、ペンギンがあたためそこねたタマゴを追いかけているような風情がある。思わず相手をして歩きたくなる。
帰る時刻に近くなったころ、新しくいくことになる幼稚園のお友だちとそのお父さんから挨拶をいただいた。同じように公園に遊びにきてみつけてくれたらしい。お父さんは「となりのトトロ」のお父さんをもう少し若く、スポーティーにしたようで、とても感じのいい人だった。娘さんも元気がよく、一緒に遊ぼうとうちの子をおいかけてくれた。それなのにすでに他の遊びのモードになっていた上の子の態度は申し訳ないほど素っ気ない。新しい幼稚園には二度ほど遊びにいっただけなので無理もないけれど、こういうときは親のほうが恐縮してしまう。帰りの挨拶をさせるのがやっとだった。
今度からお世話になる幼稚園の子は何人か知っているけれど、その子も含めていずれも走る姿が颯爽としている気がする。聞くところでは運動量にかなりの違いがあるらしい……というといかめしいが、要は走りまわって遊んでいる時間が多いということのようだ。好ましいと思うけれど、それが一見してわかるほどの違いとして子どもの様子に出てくるものだとすれば、考えさせられるものがある。そして、何カ月か先の娘の様子を想像すると楽しみでもある。
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