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2001年2月22日(木)
◆《参観日》

 あたらしい幼稚園の参観日ということで、わたしも朝の一時間ほどだけだが見にいってきた。今度の園では顔のわからない人が迎えにいっても子どもを渡してくれないということなので、早いうちに一度行っておくほうがいいという妻のことばもある。
 まず、毎日遊んでいるという「ひみつのいえ」に娘が案内してくれた。園庭の片隅に秘密基地でも作ったのかと楽しみにしていたのだが、残念ながら既成の遊具だった。家のような形で、園児なら5、6人がはいれそうだ。中で砂遊びのできる、いかにも娘の好きそうな感じのものだった。しかしずっとここに入って一人遊びのようなことをしているのか?と一瞬思ってしまうが、まぁ今のところは気にしないでおこう。前の幼稚園よりも大きいと娘からきいていた砂場は、そんなに大きくはなかったけれど、シャベルなどがおいてあってそれが魅力なのだそうだ。夜には動物よけのネットがおりるようになっていて、これはいいなと思った。

 そうこうしているうちに園児たちがふえてきて、やがて体操がはじまった。妻からきいていたとおりたしかに大声も「トントンマエ」もないまま子どもたちが整列している。わたしが見てもへぇーと思ってしまう光景だった。こういうのは慣れればあたりまえのことなのだろう。園児にしても、上の子がするのを見てあたりまえのように覚えるのかもしれない。体操がすむとジョギング。大人の目にはあまり広く見えない園庭をぐるぐると回って走る。十五周前後だそうだ。距離にして600メートルぐらいかと思うけれど自信はない。もう少しあるかもしれない。お腹をつきだしぎみにして走るわが子の姿はいかにも運動不足な感じだ。わが家なりにできるだけ外で遊ぶようにしてきたつもりだが、いつのまにかこんなになっていたんだなぁと切ないような気持ちになってしまった。それでも娘は一生懸命走っていた。毎日走ればすぐにしまってくるだろう。

 ジョギングがおわると教室に入る。中は広かった。二十人ほどの園児とその保護者が入ってもまだまだ余裕がある。そういえばこういう広さの感覚は実際に入ってみなければなかなかわからない点だろう。さらに隣の部屋との仕切がはずせるようになっており、はずすと相当な広さになりそうだ。そして一番感じたのはアニメキャラクターの気配がないことだった。以前は教室にベタベタ貼られたアンパンマンたちの顔を見て、そんなにイージーにキャラクターに頼ってええんかいなと思ったものだった。家では特に制限していないけれど、やはり幼稚園の教室には必要ない気がする。
 丸く座って乾布摩擦がはじまった。これもきいていたが、よいことだと思う。そのあとは歌。グランドピアノを弾く先生の腕もいいのか、さらさらとした音色が心地よかった。娘はまだ歌を覚えきれていないようだったが、臆するふうもなく元気に歌っていた。そうそうこんな風景を見てみたかったんだとふと思う。去年の父の日はプログラムされたイベントになっていた。
 そのあたりで時間がきてしまったが、わたしとしてはとてもいい印象を持った参観だった。


♪ with "There And Back" / Jeff Beck