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下の子は一日一日、それとわかるほどしっかりしてくる。歩くというよりは走るに近いこともできるようになってくるし、その速さもトコトコと速くなる。何から何まで姉の真似をしようとして、あとをついて回っている。金魚のフンとはよく言ったものだ。
上の子はまだ靴下がうまく履けない。幼稚園でならなんとかするらしいが、家の中では当たり前のような顔で履かせてくれとわたしのところにもってきたりするのだ。それも手間のかかるハイソックスであることが多い。
コンピュータに向かっているときにわたしのところにやってきても、背が高くなったので、片方の膝に座らせて足を上げさせてという形で履かすことはもうできない。それは本人もわかっているので足だけをドンと上げてくるのだが、狭いところなのでそれもなかなか履かせにくいものがある。それでもなんとか履かせていると、その間に割り込むようにして下の子がやってきては、下のほうから「あー、あー」と言って小さな靴下を持った手を伸ばしてくる。同じように履かせてくれと言うのだ。そのときの顔がなんだか「後回しにするな」と怒っているようで笑えてくる。「ちょっとまってくれ、お姉ちゃんがすんだらすぐにおまえも履かしてやるから」と言っても、靴下を持った手を引っ込めない。ややこしい状態の中なんとか上の子の足を靴下にねじ込み「よし、交代」と足をおろさせてみると、下の子がエイヤッとばかりに一生懸命足を上げているのだった。床上五センチほど。
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