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2001年4月7日(土)
◆《孫の言葉》

 春休み中に、ということで妻の実家へ子どもをつれていく予定だったのが、急遽キャンセルになってしまった。風邪をひいた者がいるので子どもにうつしてはいけないからということらしかった。その程度のことなら大丈夫なような気もするけれど、症状がハードなので、ということのようだ。そういえばここへきてインフルエンザが流行っているという話もきく。たかが風邪、されど風邪というようなことをよく思うが、そのたびに黒岩重吾の「聖徳太子」に何度も出てきた「うっかり風邪でもひいたら命にかかわる」という表現を思い出したりしている。聖徳太子の時代まで遡らなくても、わりと最近に近い時代までそういう状況だったのだろう。多少はひかないと抵抗力がつかないような気もするけれど本当のところは知らない。ひかずにすむのならそれにこしたことはないのかもしれない。

 だからといってわたしはお役御免にはならず、ならばとわたしの母を病院の皮膚科につれていくことになった。一カ月ほど前に行ったやつの第二弾である。痒みのあるイボの切除(レーザー治療)がきっかけで、シミの大きなものなどもとってもらうらしい。とったあとは要するに傷になるために、元にもどるにしてもそれなりの時間がかかるようだ。前回のやつもまだ赤いあとが残っている。黒が赤になっただけのような状態でもあるのだが、医者は、やがては周囲の皮膚と同じような状態になると言っているらしい。わりとたくさんあるので全部取るとしたらかなりの期間かよわねばならないだろう。「全部取るあいだに新しいのがでるやろ」とか「命と競争になる」と自分で言っている。それでも「おばあちゃんがきれいになったらうれしいな」という孫の言葉に勇気づけられているようだ。もっとも、人を叩くことを覚えてパシパシとやってばかりいる下の子にむかって「こら、おばあちゃんたたいたらあかんやろ、としとってるんやから!」と、上の子が言い放ったときは絶句していたが。


♪ with "Larry Carlton" / Larry Carlton