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2001年4月9日(月)
◆《二人で三つ》

 春の落葉という言葉を何年か前に知った。新芽の季節に常緑樹が古い葉を落とすことだ。それが終わると樹自体が鮮やかな緑に変わる。公園には常緑樹が多いので気にして見てみると、この季節の落ち葉の量も相当なものだ。中には秋の紅葉のように色づいている葉があったりする。
 近所の畑では菜の花が植えられていて、公園遊びの帰りに妻子がもらってきた。盛りを少しすぎているぶん、量でカバーしようとしたようだが、すでに細かい花びらが落ちはじめていた。さらに下の子が落としにかかっている。
 公園での二人の娘のわがままに手を焼いたと妻が言っていた。自動販売機のジュースを買って二人で分けようとするとケンカになり、姉がとってしまった。だが妹が承知しないので仕方なく二つめを買った。それを飲んでいるのを見ていると、先に飲み終わった姉がもう一つほしくなって、買えと言いだしたらしい。勝手に販売機のところに走っていって大声で「じゅーす、か、っ、て!」とくり返したとか。この話にかぎらず、一つのものを半分にして分けるよりは、まず一つ全部を自分のものにしようとすることがデフォルトになっているようだ。これは人間の兄弟姉妹の性なのだろうか。それともわが家の血のなせる業なのか……。


♪ with "All My Life" / Maysa