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2001年4月14日(土)
◆《絵本めも Vol.15》

 久々に図書館から借りてきた絵本の紹介など。
「フレデリック」(レオ・レオニ作 谷川俊太郎訳 好学社)
 一見なまけ者のような風変わりなネズミが登場する。さてそのネズミは一体何者でしょうという展開だが、谷川俊太郎の訳ということもあって最後にはこちらがにんまりしてしまった。大人が楽しむ絵本で、少なくとも幼稚園の子どもが楽しむような本ではない。
 
みんなのかお(さとうあきら写真 とだきょうこ文 福音館書店)
 絵本ではなく写真集で、各地の動物園などにいる動物の顔写真を集めたもの。犬を飼っている人には自分の犬を中心として個別の犬の顔がかなり判別できるものだが、この本のように各種の動物の顔を集めると、やはりどの動物の顔もそれぞれに個性のあることがよくわかる。おもしろそうだと思って借りてきたら子どもにも大ウケだった。「これパパ(に似てる)!」などと、どの写真が家族の誰に似てると言い合うのが、本当にどこか似ているものがあったりして楽しい。ちなみにアザラシのページで盛り上がったわが家である。
 顔写真の収録されている動物は、トラ、ライオン、キリン、ゴリラ、オランウータン、キツネ、タヌキ、ラクダ、ゾウ、アザラシ、オオカミ、など22種類。最後に人間があったら洒落てたなぁと思ったり。

じゃんけんねこ(佐藤さとる作 岩村和朗 絵 あかね書房)
 幼年童話というジャンルらしいが、そんなジャンルがあるのは図書館で初めて知った。一般的な絵本より文字数が多く、絵は基本的には挿し絵として扱われている。この本では主人公が原っぱで「オレとじゃんけんしよう」という不思議な猫に出会って物語が展開していく。……そういえばうちの子は「はらっぱ」を知らないかな、と思ってしまうとちょっとつらいものもあるけれど。
 
「となりのたぬき」(せな けいこ作絵 すずき出版)
 うさぎは隣のたぬきが大嫌いで、ぼかぼかになぐってやりたいとお月さまにお願いする。するとお月さまは、よろしい、一月のあいだたぬきに親切にしてあげることができれば、願いをかなえてやろうといった……。
 説教臭いといわれる種類の話かもしれないが、素直に楽しめた。子どもを見ていてそういう話の需要を感じる面もあるし、自分自身に思い当たるところもあるからだろう。
 
いっすんぼうし(いしいももこ文 あきのふく絵 福音館書店)
 昔話にはよく鬼がでてきて、中にはどぎつい表現のものもあるけれど、この本の表現などはさすがだなぁと思った。もっとも同じ福音館書店の「うらしまたろう」できれいなブルーのウミガメに魅せられて以来、秋野不矩(あきのふく)のファンなので、ファン心理もあるかもしれない。
 
「しろくまちゃんのほっとけーき」(わかやまけん作 こぐま社)
 「好きッ!」という本の中で、著者の息子さんが大好きだったというので下の子用に借りてみたものの、あまり興味を示さなかったらしい。


♪ with "Raft" / Madagascar