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上の子は延長保育もこみでなかなかしっかり遊んできているようだ。活溌(すぎるよう)なタイプの友だちがおり、けっこう仲がいいらしい。絵の具べったりの手で背中に手形をつけられたとか、じゃれあっていて階段を二段落ちたとか言っている。そうかと思うと、命令ばっかりするので嫌いだと言ったりもしてるけれど、まぁそういうこともあるだろう。いろいろ考えてつきあっていけばいい。
風呂に入れると両足の膝から下に擦り傷があり、背中にもうっすらとひっかき傷のような筋が見える。以前は少しでも傷があると、お湯につかると痛いといって一生懸命足を上げたりしていたが、今はけっこう平気になってきた。最初少しだけ気にする程度で、あとは湯舟の中でくつろいでいる。たくましくなってきたな…… と思っていたらほとんど眠りかかっていた。
ところで上の子は人の名前に対する関心があまりない。新学期になって十日ほどになるけれど、まだ担任の先生の名前がはっきりしないし、友だちの名前もほとんど増えてこない。覚えるときはたいてい最初の一回で覚えてしまうから、なんとなくそういう書き込みのモードになっていないような感じもする。
わたしの方はといえば、子どもの話を整理するためにもすぐに登場人物の名前を訊いてしまうわけで、そのたびに「わすれた」とか「わかんない」と言われてしまう。屈託のない娘の表情からは、そんなことはべつにどうでもいいやんかという感じが伝わってくる。もちろん本人たちが一緒に遊んでいるときには相手の名前などそれほど必要ないのだろう。ふと、小さいころの遊びを思い出したりする。缶蹴りだったか、初めてやったときに年上の子から「名前わからんかったら『黄色の子!』とか服の色で言えばいいから」と言われて一生懸命になったものだった。人と会ったらまず名刺になった今、現実とのそういう距離感もいいなぁと思ったりする。大事にしてやりたいとも思うのだけど、どんなふうにしてやればいいのかがよくわからず、結局ぼんやり見ている。
妹のほうは相変わらずベタベタでギャーギャー。
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