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書くのを忘れていた。四月二十日、下の子が鼻をかんだ。息をとおす目的で鼻から空気を出したということだ。もちろん姉のするのや、花粉症のわたしや妻がするのを見ていて真似したのだと思う。それでも親としてはかなり画期的な出来事で、思わず「あ、鼻かんだ! おー、すごいすごい!」などと興奮してしまった。
風邪などで鼻詰まりになり、それを子ども自身がどうすることもできないまま不快に苦しむ様子は、見ていてじれったく切ないものだ。……こぉ、鼻をフンッ!とかむとすっきりするのに、とムスムズするような気持ちになる。結局、上の子のときは三歳ぐらいまで鼻がかめず、「人間というのは鼻がかめるようになるまで三年かかるものだ」と過去にも書いたことがあると思う。それがいろんな要因はあるとしても一歳と五ヶ月で一応フンッ!(実際はフゥ〜ぐらいだが)とできるようになったのだから快挙と言いたいし、訂正の意味もこめて書きとめておきたい。
もっとも、そうやって妹をほめるとお姉ちゃんは機嫌が悪くなる。このときもあわてて「お姉ちゃんのを見てるからできるようになるんやなぁ」とフォローのつもりで言うと、すかさず「だって、おねーちゃんにはおねーちゃんがいてなかったもん!」と声の調子を上げていた。つい「そやから何回もやって見せたのに……」と言ってしまったのは悪かったけど、まぁ怒るな。
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