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2001年5月1日(火)
◆《挨拶の意味》

 朝、自転車に乗せて幼稚園におくっていく途中、とおりがかった畑で仕事をしているおじさんにむかって「おはようございます!」と子どもが言った。そんな挨拶がきっかけで栽培している花をいただいたことが何度かある。そのあとで「あいさつしたらおはなくれる」とか「あいさつしたのにくれなかった」などと言ってたことがあったので、そういうものじゃないと諭したことがあった。だからおかしな打算無しに挨拶してくれたことは気持ちがよかった。おじさんも手を振ってくれていた。
 ところが夕方は、今度は妻がむかえにいき、同じ方向のお友だちも一緒ににぎやかに歩いて帰ってきていたらしい。するとうちの子が「ケンちゃんケンちゃん、そこのはたけのおっちゃんな、あいさつしたらおはなくれるねんで」と大きな声でいい始めた。
「うそぉー」
「ほんまやでー」
「うそやぁー」
「ほんまやで、おっちゃんに『こんにちは』ってあいさつしたらおはなくれるでー」
 などと子ども特有のよくとおる大声で話しながら歩くので妻は赤面ものだったとか。畑のある角に来るとそこから反対方向になるケンちゃんは別れて帰っていったが、見ると畑には当のおじさんがいた。聞こえていたらしく、妻が小声で「こんにちは」というと笑っていたらしい。

 妻がオークションへの出品をはじめた。元々、処分したいもののあったわたしが細かいことをまかせてしまえればとそそのかしたもので、手始めに要らなくなった絵本などを出していた。それが彼女の予想以上の値段がつき少々しんどくなっているようだった。何冊かをまとめて落とせば送料などの分を落札価格にまわせるということなのだろう、終了日もどんどんと値が上がっていくので早々に寝入ってしまった。……がやっぱり起き出してきて、夜中にお礼やらお知らせやらのメール書き。なにやらハマってしまいそうな予感。


♪ with "20/20" / George Benson