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2001年6月2日(土)
◆《陶芸教室》

 幼稚園での陶芸教室に参加した。子どもの様子も見ながらの土いじりも楽しいものですということで、エプロンを持参で子どもをおくりがてらでかけた。
 園の中にゆっくり入るのは二月の転園のころ以来だろうか。朝子どもをおくってくるときにちらちら見ているはずなのだが、こんなに緑が多かったかなという印象だった。植え込みや花壇の植物の勢いのせいだろう。わたしにはあまり馴染みのない麦が幾本か黄色く実っていたりした。あとで娘にきくと「おおむぎとね、むぎちゃがふたりかさんにんいるよ」ということなのでたぶん大麦なのだろう。麦秋とはたしかに今ごろの季語なんだと実感できて嬉しくなる。娘は最近ハマっているダンゴムシをさっそく紹介してくれた。「おはなのいしのところにいてるよ」とのこと。逃がすときは草のあるところに置いてばいばいすればいいそうだ。

 陶芸は、去年の幼稚園でも妻にそそのかされて参加したのだが、そのときは園庭に並べた机で勝手に土をこねただけだった。今年は定員十名で部屋の中だ。しかも机にはろくろもあり園長さんが指導もされるらしい。おもしろそうやんかー。話はまず土の練りかたから始まった。
 ろくろの上に底になる部分の土を置き、針をつかってきれいな円形に仕上げ、その上に土のひもで作った輪を重ねるような感じで造形していく。わたしには家族から花瓶というミッションが与えられていたので、さっそくこれにかかった。食卓に置いても邪魔にならない小ぶりで安定感のよいものをということだが、そりゃまぁ言うのは簡単だろう。最初に作りかけたものは、やっているうちに上のほうが広くなり、しかも全体の肉厚が薄くなってきた。こりゃつぶしてやり直したほうがいいだろうと思って園長さんにきくと「そうですね」とのこと。その指導のもとにやりなおしたものは、底の厚さが倍ほどになった。今度は上が大きくならないように注意しながら作っていく。とはいうものの小ぶりで安定感のある花瓶というのはなかなか難しく、安定のために底を大きくとるとどうしてもずんぐりとした形になってしまう。そこで首の部分を少ししぼってその上でひだをよせようかどうしようかと悩んでいたころ、子どもたちが覗きにきた。気がつくとわたしのまわりの方はマグカップ、ビールジョッキ、抹茶茶碗、などを作っていて、中には中学生のころに陶芸部だったというエキスパートな方までいる。見ると、子どもたちが「すごぉい!」などと騒ぐのもなるほどと思えるほどいい感じに仕上がってきていた。そのうちに、男の子が一人わたしのところに来てわたしのするのをしばらく眺めてから、「おさけのむやつ?」ときいた。おお、何かに似てるなとは思っていたが徳利だったか。「そうともいう」と答えた。以後はもう少し洗練された感じが出るようにというのがテーマになったが、結局できあがったものはやはり徳利としても立派に使えそうである。次回は約一カ月後の釉薬つけだ。割れないでできあがりますように。


♪ with "There & Back" / Jeff Beck