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2001年7月18日(水)
◆《フリスビー》

 幼稚園の保育時間が短縮になったとのこと。もうすぐ夏休みなわけだが、今年はほんとにどうやって過ごすかが頭の痛い問題になりつつある。上の娘かあるいは下の娘だけならどうにでもなるだろうけれど、二人になるといろいろと難しいことがでてくる。プール一つにしても、一緒にあそんでくれないかぎり大人一人では見きれないだろう。ところが上の娘はとにかくプール、なにがなんでもプールだ。

 先日の日曜日も、そんなわけでわたしがプールに連れていくことになった。土曜日は妻といき、とんでもない人混みだったので日曜日も同じかそれ以上だろう……といくら言ってもビービー言うので、こちらも半ばヤケクソだった。で、行ってみると案の定の混雑のために入場制限がかかっている。それでも待つと言いだしそうなところを言い聞かせて、植物園に切り替えさせた。
 お天気としてはけっこう曇りがちで風もあって涼しく、わたしとしては植物園は正解だった。ガラガラでのんびりしている。そこを娘は好きなように走り回った。この半年で運動能力は本当に向上したと思う。はしゃいだような走り方をしていても、そのまま三、四百メートルは楽に走り通してしまうようになった。荷物を持っていたこともあって追いかける気にもならずにいたら、走っていった先で友だちと会ったようでさらに走っていってしまった。ようやく追いつくと、相手は知り合いの中国人のリカちゃん父娘だとわかった。友だちがいてくれたとはラッキー。リカちゃんはバッタ取りに夢中で、うちのはそれにひっぱり回されているようだった。
 そのうちにリカちゃんのお父さんがフリスビーをしようと言いだした。おー、気合いを入れてフリスビーをするなんて何年ぶりだろう。わたしよりは十歳ぐらい若い人なので「疲れたら休みましょうネ」と気づかってくれる。少し複雑な気分になるが、たしかに振り回されたらそんなにもたないかもしれない。しかしまぁ大丈夫だ、2008年オリンピック開催国の鼻を明かしてやる。
 スポーツバッグから出してこられたフリスビーはエアロビーという商品名のようで、リングになったやつだった。初めて使ったがこれはとてもよく飛ぶ。どうも飛びすぎるということでその次に同じエアロビーのディスクタイプのものを出してこられた。買ったばかりなのか「こちらのほうがいい感じですネ」とのこと。たしかに安定性がよくて扱いやすかった。……などと書いているとそれらしいが、実際には少しそれるとお互いにヒイヒイいいながら拾いにいっていた。
 楽しかったが、四十分ほどやるとさすがに疲れた。わたしは、少なくとも相手の予想よりは健闘したらしく、そのあたりが潮時としてもちょうど良かったようだ。もともとはプールの予定だったので、バスタオルと着替えがあったのは嬉しかった。それからさらに三十分ほどあそぶと子どものほうが疲れたと言いだしたので、リカちゃん父娘とはそこで別れた。

 少し歩くと、娘は疲れたわけではなく、土曜日の下駄ばきでできたマメが痛むのだとわかった。これがちゃんと治るまではプールは控えめにしたほうがいいかもよ、というと妙に納得したようではあったが……。


♪ with "Last Chance to Dance Trance" / Medeski,Martin & Wood