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朝から上の娘がパッとしない。少し疲れてるという意味のことを自分で言っていた。夜も少し遅かったし、そのとおり疲れが残っているのだろう。あるいは風邪ぎみなのかもしれない。娘の名誉のために書いておくと、昨日の幼稚園の御輿で冴えない顔をしていたのは御輿本体がけっこう重かったからだそうだ。なにやらブツブツとぼやいていた。花火を恐がった下の娘は「ばーん!」を繰り返していた。「ばーん、ばーん、ぱぱ」で翻訳すると「花火がバーンとなって恐かったからパパにだっこしてもらった」ということらしい。わたしの母にはそれで通じていた。
午後下の子が昼寝をするころになると、妻も、横になりたい……と言ってるうちにうつらうつらと眠りはじめるような状態だった。昨日も浴衣だったが、相当疲れるものらしい。ここは上の娘とでかけるのが一番いいだろうということでとにかく家を出た。
わたしが子どものころによくあそんだ、池のある公園に連れていくことにした。今では年に一度車でとおりがかるかどうかぐらいのところだ。来るたびに変わったなぁと思う。前回来たときに確認している点も多いはずなのだが、それが昔の記憶と入れ替わらないのだろう。子どものころ、冬に野球をしていて池にボールを入れてしまうと、南側の岸に先回りしてボールが北風で流されてくるのを待っていたものだった。それを「太平洋横断」と呼んでいたが、今見るとなんと小さい太平洋だろうか。水の好きな娘はこの公園がとても気に入ったようだった。
帰宅すると、留守中に某政党の支持者である知り合いが訪ねてきて今回の選挙ではぜひとも……ということだったらしい。妻としてはあまり休めなかったとのこと。クソ迷惑な話だ。
夜は昨日につづいての夏祭り。町内会での盆踊り大会だ。このあたりでは一番気合いが入った感じのするイベントでもある。上の娘は極端とも言えるほどのお祭り好きなのだが、原点はこのイベントにあるような気もする。なんといっても露店が地域の子ども会の運営なので、すべて一回五十円なのだ。業者の露店の六分の一から十分の一だろう。二日間つづけて全部の露店をまわっても千円前後ぐらいですんでしまうので、わが家の経済力でも好きなだけあそばせてやれる。おまけに花火や、アイスキャンディーの配布もあるので最初のころの印象が良かったのではないかと思う。下の娘が寝てしまったのでわたしが抱いて帰ったあとも、上の娘は金魚すくいだなんだとがんばっていたようだ。親のほうはもうバテバテ。
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