title
2001年7月29日(日)
◆《選挙》

 参議院選挙の投票日。公園で子どもをあそばせる予定があり、その前に投票しようとでかける。投票所になっている小学校につくなり、上の娘に「なにしにきたの?」ときかれた。適当に答える。自分には関係のないことだと判断した娘は「あそんできてもいい?」というと、そのまま校庭の端っこにあるジャングルジムなどの遊具のほうに走っていってしまった。

 正直なところ個々の候補者についてはほとんど調べていなかったので、投票用紙をもらってから少し悩んでしまった。というか、情報を得るにしてもそれほど簡単ではない感じが、いつもする。もともと、限られた日数の中で候補者の人となりや、ものの考え方を選挙民に伝えること自体が簡単ではないのだろう。だからこそそのための資料や手だてをできるかぎり豊富にしてほしいのだが、現実の選挙戦ではちり紙交換のような名前の連呼のほうが結果に結びつくのだろうか。
 それはともかく、日ごろは好き勝手なことばかり言ってるタレントなどの名前がリストに並んでいると、それなりの決意はあるであろう当人たちには申し訳ないがなんだかゲンナリしてしまった。これを書いている時点ではすでに結果の出ていることなので、当選されたかたにはとにかく活躍と、その前の努力や勉強をシビアに期待することにしましょう。

 投票を終えて娘のところにいくと、彼女の予想よりも早かったのか「もうおわったの? もっとあそびたいな」と言われた。そのときふと、子どもの思いが直接政治に反映されることはないんだなと思った。選挙という視点でいえば、選挙権も被選挙権もないから当然のことだ。だからこそもっとあそび場所がほしいという思いなども、長いあいだ当然のことのように無視されつづけてきたのだろう。もっとも子ども自身は現実を肯定するところからはじまるだろうから、そんな思いを口にしないものかもしれないけれども。


♪ with "Time After Time" / Eva Cassidy