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2001年8月11日(土)
◆《お盆休み》

 自分の時間は自分だけの自由になるものではないと考えるようになったのはいつごろからだったか。……もう忘れたが、お盆休みや正月休みが自由にならなくなった時点であれこれ考えざるを得なくなったのは確かだと思う。運転免許をとってからは、単純に家庭での運転手としても動かねばならなくなった。わたしの父が病気がちだったからなおさらである。

 お盆休みには墓参りと決まっていた。多くの家庭でそうだろうとは思うのだが、どういうわけかわたしの友だちには休みのすべてを遊びや旅行に当てられる連中が多く、誘われることも多かった。当然断らねばならないことも多く、寂しい思いをしたものだ。もちろん休みのすべてを拘束されるわけではなく、他の日に出かけたりしてそれなりに休みをすごしてきた。

 今年も同じような進行だ。昨日今日とお供えの宅配を手配したり、親戚を訪ねたり、花を買ったりと走り回っている。といっても、わたしの母が健在であるからこそで、花はどこのものがいいとか、お供えはなにがいるといったことに心をくだいている。
 ふと、母がいなくなったらどうなるだろうと考えたりする。お盆の行事をどうするかはともかく、とりあえず、お供えに父の好きだったウイスキーを買うことは覚えておかねば。母の好物は、和菓子か。

 内閣総理大臣の靖国神社参拝について議論がつづいている。若い人に賛成派が増えているという話もあったりする。皮肉なことをいうつもりはないけれど、すでにお盆休みに入ったわけで、先祖供養に関心の高い人たちは当然ながら各自のお墓参りでも忙しいのだろうか。特にそういった空気も感じられないのだが。


♪ with "Stronger Than Pride" / Sade