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折りたたみ式の自転車があたった!と仕事場に妻からの電話があった。玄関に大きな箱があるから帰ったときに驚くなとのこと。こないだデジカメがあたったばかりなのに一体どうなってるの……と思いながらとりあえず「そういうときになんで宝くじ買うとかんかったんや」と口から出る。帰宅後、玄関の段ボール箱を覗くと、濃くてあざやかなピンク色(■)の自転車だった。すもももももももものあじというキャンディのキャンペーンだったときいて、なるほどと思う。
最近の上の娘のとくいわざに「愛ビール」というのがある。冷蔵庫から缶ビールを出してテーブルまで運んでくると、「はい、どうぞ。あいをたっぷりいれておいたから」と差し出してくれる。缶を開けると、注いでもくれる。断じてそういうしつけをしているわけではなく、子どもが自発的に考え出したことだ。しかもその後ろには姉には負けじとばかりにあわてて冷蔵庫に走った下の娘が、もう一本缶ビールを抱いて立っていたりする。この夏は、最初に強火で火を通しにかかってきたような七月はじめの猛暑に対抗するため、やむを得ず、不本意ながら、どうしようもなく、ビール摂取のリミッタをはずすしかなかったこともあって、よく飲んだ。その副作用を緩和するため、気合いを入れてジョギングしなければならないハメになっている。
夕方、走り終わって公園にいくと、眠ってしまった下の娘を妻が抱いていた。近ごろすっかり腕力に自信を持っている妻は、14キロの鉛のババロアを横に抱いたまま家まで歩きかねない様子だったが、後が怖いのでとにかく眠ったままで自転車に座らせて帰ってきた。まさに泥のような眠り。
その下の娘は最近「ばぶぅ〜」というセリフがお得意である。赤ちゃんであることを表すために漫画などでもよく使われるが、実際には、赤ちゃんはほとんど「ばぶぅ」とは言わないようだ。上の娘の場合、一回だけきいたことがあるぐらい。下の娘の場合は、ほとんどウケ狙いで言っているフシがある。まわりがおもしろがるのでどんどん応用範囲も広がってきて(単にずぼらなだけかもしれない)、喜びや悲しみ、怒りなどいろいろな表現に使うようになってきた。砂場でも適当に「ばぶぅ」を連発していると、それを聞いていた三歳ぐらいの子が「このこばぶぅ〜っていってるぅ」とヘンな顔をしていたらしい。洒落のわからん子がいるものだ。
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