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2001年9月9日(日)
◆《市民祭り》

》》》 過去埋め編 》》》

 下の娘の大泣きなどもあって、このところの疲れが家の中で淀んでいるようだ。妻のようすもダルそうだし、わたしは風邪ぎみ。上の娘もいつもの爆発的なパワーはない。幼稚園の二学期の生活が始まって調整疲れというところか。下の娘は泣いているか妻にべったりとくっついているかのどちらか。

 といいつつ、午後から市民祭りにでかけた。先日当たった折りたたみ式の自転車をベビーカーがわりにするために車に積んでいった。
 公園に着いて自転車をセットすると妻と下の娘が先発した。わたしと上の娘は歩きだ。不満げではあったが、なんとか納得している様子で、少し歩いて最初に見つけた出店でリンゴ飴のイチゴバージョンを買わされた。このへん、とにかく手当たり次第という感じで、一番手前の店で躊躇なくひっかかってくれる。先にメインの広場にいってみるほうがいいといっても上の空だ。

 広大なメイン会場にはたくさんの店が出ていた。全部は見れそうにないので妻が会場案内をチェックし、とりあえず移動動物園やミニSLを候補とした。まずは上の娘がフワフワのマットで飛び跳ねることのできる巨大なキティちゃん(だったかな……)の中に入る。それを追いかけていった下の娘が、その隣にあるさらに小さな子ども用の風船ルームを見つけて、入るといった。おお、これからそうやっておまえもあそぶのかぁと遠くを眺めるような気持ちになる。ところがいざという段になると、何を思ったのか急に妻にしがみついてダメ子ちゃんになってしまった。どうしても入ろうとしない。それもそれでなんだかショックだったが、最近の号泣病の関係もあるのかもしれない。
 次はダートゲームを上の娘が見つけた。無理だろうけどまぁ仕方ないか……と思っていると本当に無理だった。二メートルも離れていない的なのに、二メートルぐらいはずしてとんでもない方向に矢が飛んでいく。あまりのことに倍ほどおまけしてもらったが、それでも一発も当たらなかった。残念賞の吹き戻しをもらうと、激しいアピールで下の娘も手に入れた。
 その次は移動動物園……なのだが、この時点(三時すぎ)ですでに片づけが始まっていた。それでも子どもたちはなかなか離れず、三時半になって全体の片づけがアナウンスされた。あわてて出店のほうに戻る。「まだもうちょっとなにかかわないと、かなしくなるぅー」と上の娘がいう。むちゃくちゃだが、要はもっとあそびたいという意味だ。昨日約束したブレスレットのことなんか一言もいわない。とにかく目についたところで割り箸に刺したパイナップルを買った。だがもうほとんどの店は閉店状態だ。仕方ないなぁと歩いていると、「金魚あげるよ」と声をかけてきたおじさんがいて、七、八匹の金魚の入った袋をもらった。大喜びの娘。それはいいのだが、一口食べただけのパイナップルが割り箸から抜け落ちてしまった。たまたま近くに水道があったので洗っていると、妻と下の娘が追いついてきた。同じような金魚の袋を持っていた。説明しているうちに、今度は洗ったばかりのパイナップルを泥の上に落としてしまう。もうだめだということで捨てて戻ると、上の娘がこっちはこんなだよーと金魚の袋を下から持ち上げたところで、中の水が金魚ごとざーっとこぼれてしまった。あ〜あ、といいながらもなんとなく身に覚えがあったりする。拾い集めた金魚を妻のほうの袋に入れ、ぼう然としていた娘に渡してやるとほっとしていた。

 姉妹喧嘩のない日がない。下の娘はまだちゃんと表現ができないので、たいていは上の娘によって悪者にされている。だからといって黙っているわけではない。基本は「やられたらやりかえす」だ。五千人以上の人が殺されたテロ事件のたとえ話にするつもりはさらさらないが、子どもの喧嘩を見ていてさえ、あれこれと思いが散る。(9/20)


♪ with "Balance" / Van Halen