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2001年9月11日(火)
◆《クラッシュ》

 『正常なアクセスができません、ディスク修復ソフトでディスクを修復してください!』だったかどうかは忘れたが、そんな内容のアラートが突然現れ、数回点滅した。そしてそのまま画面が凍りついてしまった。長いあいだコンピュータを使っていて初めて見るアラートだ。そんな瞬間にアラートが出るというのも大したものだが、フリーズしたのはトラブルがさらに重い方向にすすんだせいかもしれない。なにかの間違いであればと淡い期待をしながら、断末魔の悲鳴をきいたような気分でとにかくリスタートをかけてみる。が、アラートは間違いではなかった。起動できない。6ギガバイトのハードディスクが、なんの兆候もないまま昇天してしまった。システムやハードディスクのクラッシュはたいていの場合何か心当たりがあったものだが、今回はなにもなかった。何度試しても、このディスクが物理的につながっているかぎりどうしてもシステムが立ち上がらない。そのためデータを救出することもできなかった。9月6日、木曜日のこと。

 結局、翌日に内蔵用と外付けの2つのハードディスクを新たに買った。しかしこれが今までのわたしのコンピュータ関連の買い物としては最悪で、内蔵用はまともに使えず、外付けはシステムを置いて起動ディスクとして使うことができなかった。それを調べて、少なくとも内蔵用を交換しないとまともなシステムが組めないと判明するのに二日かかってしまう。交換の手間など考えて途方に暮れているうち、ふと思いついてクラッシュしたハードディスクのコネクタ部分に接点復活剤をスプレーしてつないでみると、あっさりとシステムに認識された。助かった!と、とにかく救出できるデータをコピーした。それからしばらくテストしてみたが、どうやらシステムのあった1ギガバイトのエリアに損傷があり、その他の部分は使えそうだった。そこで問題のあるエリアを封印して残り5ギガバイトのハードディスクとして使ってみることにした。新たに買った内蔵用は他のコンピュータで使えばいい。不安の残る方法ではある。だが一応動くものを捨ててしまうのも切ないし、ダメだと思った時点ですぐにあきらめると決めてやってみることにした。実際には、そんなに簡単にダメだという判断がつかずに苦労したが、とにかくなんとか以前と同じ環境でテキストが打てるようになった。……やれやれ。

 ほぼ五日ぶりでゆっくりインターネットに接続してからというもの、アメリカへの多発テロ事件ばかり追っている。ハイジャックした民間機をビルにぶつけるとは、悪魔の発想としか言いようがない。


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