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2001年10月1日(月)
◆《延長保育》

 「今日はどうする?」というのが、朝、娘を幼稚園におくっていったときの決まり文句になっている。幼稚園では午後二時までの保育時間がおわったあとも延長保育として最長五時まで子どもをあずかってくれるので、それを申し込むかどうかということだ。あそび場所も少ないので毎日でも延長しそうなものだが、これがなかなかそうでもない。その日、気の合う友だちがいるかいないかをけっこう気にしているようだ。極端でないかぎりそれもある程度は仕方がないだろう。それならと、最近はなるべく遅めに登園するようにして、延長のときの面子を確かめやすいようにしていた。
 雨の日には、当然ながら申し込み者が多い。予報では今日は午後からは晴れるということだったが、申し込み表にはいつもの倍ぐらいの名前が並んでいた。それらの名前をざっと読んでやると、娘はすぐに「きょうはやめる」と言った。予想どおりだった。できれば幼稚園ですごしてほしい雨の日なのだが、たいていの場合どういうわけか早く帰えると言うのだった。軽く「どうして?」ときいても「どうしても」としか言わない。おおかたちょっかいを出すのが好きなやんちゃ坊主でもいるのだろうと思って、同じクラスの男の子の名前を出し「○○○○くんがいるからか?」ときいてみた。娘は園庭のほうを見て聞こえてないようなふりをしていたが、その様子からだいたい正解かなと思う。だがまぁ聞こえてないことにして、あらためて「そぉかぁ、よし、苦手な子をパパが当てよか」と言った。すると娘は「あたってもきょうはやらないよ」と言ったので、それ以上の詮索はやめにした。

 幼稚園の友だちでわたしが知っている子はせいぜい四、五人だろう。そんなつもりもまったくないが、どうがんばったって娘の生活のすべてを把握することはできない。小学校に入るまでが子どもの人格や親子関係を作る勝負どころだろうと、漠然と信じてやってきたのだが、それももうすぐだ。うまくいってるかどうかはわからないが、まぁよほどのことがなければ、延長保育もまたやると言うだろう。


♪ with "Bad Company" / Bad Company