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上の娘が風呂上がりに折り紙あそびをしていた。ハサミが入るから切り紙か。
しばらくすると「パパ、おちばのかたちをかいて」とサンプルと一緒に赤い折り紙を持ってきた。サンプルはカエデの葉に似た形だったので、ほいほいと一筆書きで書いてやる。――失敗した。左右のバランスが崩れていた。
「ちょっとへんやで」
娘が言う。最近は求められるもののレベルが高くなってきて困る。
「すまん。……こうか?」
と一回り小さい絵を書いた。
「うん。ありがと」
しばらくすると、大きすぎるといってきたのでさらに小さい絵を書いた。
「これどうするの?」
ときいてみる。するともう一枚の紙をだして、
「ここにはるの」
という。それはコピー用紙で、切り抜いた落ち葉が貼ってあった。黄色のイチョウの葉っぱと赤いカエデの葉っぱ、そして人が二人だ。男の子と女の子で、女の子はおさげをしており、どちらも袋をもっていた。そういえば、幼稚園から公園にでかけて落ち葉拾いをするといっていた。今日がその日だったらしい。
「なるほど。落ち葉拾いやったん。落ち葉きれかった?」
「うん。イチョウの葉っぱって、黄色くておもしろいかたちやろー」
とっくに知ってるはずなんやけどなぁと思いつつ、適当に相づちを打つ。
今年は気候が順調なほうでよかった。それでも近所のサクラ並木は、赤くなる前に枯れる葉のほうが目立つけれども。
下の娘は、どうなったのかと思うほどのゴンタ泣き。夜なら夜泣きだが、夜でなくとも泣いている。なんでもかんでも「いや」「あかん」「いらん」の否定形ばかりだ。ふぅ〜。
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