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2001年11月30日(金)
◆《ぼけたか》

 夕方、都合をつけて上の娘を医者につれていく。右の鼻の穴の付近にできたイボが再発しているためで、液体窒素で冷やしたピンセットなどを使って凍らせる治療をする。治しにくい場所らしく、三度めか四度めの再発になる。
 今年、乳幼児医療の適用が一年延ばされ、六歳になるまでは無料となった。十一月からの実施なので十二月生まれの上の娘は五歳の最後の二ヶ月が該当することになる。どうせならそのあいだにとは思っていたのだが、イボがまだ小さくて目立たなかったためついつい先送りになっていた。ここで動いておかないとそのままになりそうだったのでようやく思い立った。

 治療がすむと、なぜか窓口で料金を請求された。乳幼児医療が適用されないのかときくと、医療証が古いものなので無効だとのこと。保険証を入れたパスから出して下の娘のものと並べて見せられた医療証の有効期限は、たしかに下の娘のほうが平成14年某日、上の娘のほうが平成13年某日となっていた。あらら、妻が入れ替えるのを忘れたのかと思い、とりあえず料金を払って帰った。正しい医療証を持っていけば返金してくれるということだった。

 帰宅して、うっかりしてるぞーという顔で妻に話すと、即座に「これであってるやん」と言われた。だから下の娘のほうは14年になってるやろ? と医院の窓口でされたように二枚の医療証を並べて見せる。妻は少しきょとんとした顔で「これであってるやん、有効期限平成13年12月31日やで?」。え? ……あ、ほんとや。

 それにしても悔しくて腹が立った。医院の間違いで手間が増えたことも腹が立つけれど、それよりも子どものつかいのように相手の間違いを鵜呑みにして自分でちゃんと確認しなかったことに腹が立った。そして情けなかった。強いて確認するとまで言わなくとも、日付が目にとまる程度の注意力ぐらいはあったつもりなのに……。くそっくそっくそっくそっくそぉ〜っ。


♪ with "Let It Be" / The Beatles