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2001年12月9日(日)
◆《自転車》

 午後から上の娘の自転車の練習をかねて公園にいくことにした。すると下の娘が三輪車でついてくるというので、家族総出になる。べつに自転車に乗ってもらいたいわけではない。妻の自転車での三人乗りがそろそろ限界で、公園につれて行くにしても、上の娘に自分の自転車に乗ってもらわないと行きにくくなってきたらしい。
 以前から練習はしているのだが、あまり執着心がないというのか、それほど真剣に取り組まないのでわたしもそのままにしていた。その傾向は今日も変わらないものの、友だちに会ったりしているうちに少しは気合いが入ってきたようだった。
 それにしても、自転車はコワい。走るよりも先に止まることをマスターしてほしいぐらいだ。そのうちなんとかなるのだろうと自分に言い聞かせていたが、十分練習できる広場がないような環境では、そもそも乗ってはいけない乗り物だという気になっている。

 帰り道、三輪車の下の娘と妻がなかなかついてこないと思って引き返すと、要はまだ帰りたくないとゴネていたのだった。今来たばかりの方向へ一人で三輪車をこいでいく。車が通るので三輪車ごと抱きかかえてよけたりしながら、上の娘で培ったノウハウのすべてを駆使して説得を試みたが、結局は最高級の号泣となってしまった。仕方なくわたしが抱き、途中、冷たい視線をあびたり、おばあちゃんたちに何事かと声をかけてもらったりしながら、距離にして500メートル以上、時間にして小一時間を「イタイーッ!」(「行きたい」のつもりらしい)と絶叫しとおして帰ってきた。
 帰宅後もいっこうに収まらないのを、半ば無理やりに風呂に入れるとなんとか静かになる。そしてそのあとすぐに眠ってしまった。思えば、上の娘の似たような状況のときには“この先どうなるのか…”と本当に落ち込んだものだった。今では“これぐらいでないと上と張り合えないよなぁ”などと話しあったりしているのは、家族も経験を積んでいるということなのだろうか。それとも疲れてあきれてわけがわからなくなっているのか……。


♪ with "Now" / Paul Rodgers