title
2001年12月14日(金)
◆《誕生日と絵本》

 上の娘の誕生日。赤穂浪士の討ち入りの日というのも最近はあまり流行らない感じだが、それでも覚えてもらいやすいようで、たくさんの方からお祝いの言葉をいただいた。ありがたいことだ。特に前の幼稚園からの友だちのきょうこちゃんがお祝いにきてくれたのは嬉しかったようで、逆のときに気のつかなかった親としては恐縮する気持ちで一杯になる。

 これで上の娘とは六年をすごしたことになる。早い早い。
 妻が下の娘を妊娠していた四年め(三歳)に一緒に公園に行ったり、絵本を読んだりしたことが大きかったとよく思う。単にそういう時期だったのかもしれないが、それまでは妻子の絆の堅さに太刀打ちできずに疎外感を持ったりしていたものだ。それが密着感とでもいうべきものを感じれるようになった一年だった。そういう感覚を自覚することで、少々叱りとばしても大丈夫だとも思えたし、そうやって叱りながらあれこれ教えていくことで信頼を得たような気がする。
 だが、逆にいうとそういったこと以外には取り立ててなにもしていない。公園というのも実状はほとんど見ているだけで、ちょいちょい文庫本を読んだりしていたからいい加減なものだ。

 絵本は三歳ごろまでがわたし自身の学習の期間でもあった。子どもとうまくタイミングが合わず、先走ったものばかりを買っていまいち興味を持たせられなかった感じだ。そのうちに絵本に関する本を何冊か読んだのがきっかけで、せっせと図書館を利用するようになった。すでに二年以上になり、累計で500冊ぐらいは借りているだろう。買うことを考えたら相当な量だが、まだまだ知らない本がいくらでもあるわけで絵本の世界も奥が深い。
 一つ困るのは、そうして図書館を利用していると絵本を買って手元においてやるのがおろそかになりがちなことだ。たくさん読んで厳選して買うというイメージなのだが、実際には本屋にいくとどうしても新しいものに目がいき、結局、図書館に入ったら借りてみようとなってしまう。
 そんなこともあって、誕生日プレゼントは以前借りて気に入っていた絵本にした。すでに知っているものなのでハデさやインパクトに欠ける気がして妙に悩んでしまった。一緒に読んでやるからいいのだと自分に言い聞かせて、エイヤッ!という感じだ。


♪ with "Driving Rain" / Paul McCartney