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2002年1月12日(土)
◆《娘の回想》

 幼稚園の新学期がはじまると同時に、暗くなるまで公園であそんで帰ってくるようになった。寒さも一息ついている感じなのでちょうどよいのだろう。外に出てテンションの上がった下の娘は、たっぷりあそんだ後の帰り道600メートルほどを二日つづけて走りとおした。なかなかやるのだけれど、帰宅後6時や7時に寝入られるとややこしいので、大慌てで風呂に入れたり夕食を食べさせたりということになる。
 たいてい、夜中の二時ごろに起きてジュース(最近はカルピスがお気に入り)が飲みたいと言いだす。ついでにアンバンマンのビデオをつけさせる。暗い部屋のテレビは輝度をおとしても明るいものだが、年末に29インチから21インチに買い換えた効果は大きい。少し時間がすぎれば、わたしが言いきかせればシブシブ眠りについてくれる。

 上の娘はさすがにあそび疲れたのか、今日は朝からぼんやりした感じだった。買い物にも図書館にもついてくると言わない。かといって公園には、会いたくない友だちがくるかもしれないので行きたがらない。結局、下の娘がとにかく外へ出たい感じだったので妻子で公園、わたしだけが図書館となる。案の定苦手な子につかまったが、それなりにあそんでいたようだ。

 夜、寝る時間になってから、上の娘が幼稚園をかわってよかったとしみじみとした調子で話しだした。今ごろどうしたのかと思うが、当時のイヤなことをいろいろと思い出したらしい。というよりも、それがイヤなことだったというのがちゃんとわかるようになってきたという感じだろうか。
 しかし親としては、イヤだったからかわったという理解はしてほしくない。イベントだらけの過剰なストレスから解放してやりたかっただけなのだ。特にイヤなことを言ったりしたりする子に対しては、自分も毅然と行動しないとだめだといったことを話す。娘の豪快な泣き顔は好きだったりするのだけれど、泣きさえすれば誰かがなんとかしてくれた時代は終わり、涙はもっと大切なものになっていくのだろう。

 それにしても、去年やそれ以前のことをよく覚えているものだ。おとなになってしまうと、四、五歳ごろのことなど霞がかかったようになってしまうけれど、当たり前だが子どもは確実に去年までの経験の上で生活をしている。

♪ with "Color Of Your Dreams" / Carole King