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2004年4月10日(土)
◆《入園式》

 下の娘の入園式。とうとう幼稚園児になった。感慨深いというところまではいかないが、区切り感は強い。特に妻はそうだろう。なんといっても幼稚園と学校に行ってるあいだは子どもから自由になれる。

 上の娘のときは、きょうだいのいる子の荒っぽさが気になったものだった。やはり叩いたり叩かれたりといったこともあるだろうし、押しも強いだろうから、当時一人っ子状態の上の娘では太刀打ちできないだろうと思えた。わが子はか弱く、友だちは荒っぽく見えたわけである。今度は逆にその心配をさせる側になってしまう。下の娘はきょうだいのいる子の普通程度だとは思うが、姉妹ゲンカはたっぷりしてきたし、負けん気も打たれ強さも時として親に溜め息をつかせるほどのものを持っている。根は素直なのだが、戦術としてなら嘘も平気でつくしずるいこともする。にくたらしい物の言い方も上手だ。(もちろん上の娘も負けてはいない。)
 姉妹ゲンカは、度が過ぎると本当に見ていて腹も立つしストレスにもなる。情けなくもなるし逃げ出したくもなる。かといって不要だとも思えず、姉妹ゲンカからもいろいろなものを学びながら成長するのだとも思う。感情というものを知り、それは暴走することもあり、コントロールが必要だということも学べるかもしれない。暴力で勝利したあとの虚しさを味わうこともあるかもしれないし、詫びることや許すことを繰り返すうちに心に深みが増すこともあるかもしれない。だから一概に止めたり叱ったりするわけでもなく、適当にやらせているところもある。というより、止めきれるものでもない。
 最近下の娘には、「お姉ちゃんとケンカしてるときはちょっとぐらい仕方ないけど、お友だちにはそんなことしたらあかんで」と言ったりする。まじめな顔で「うん。お姉ちゃんだけやで。お友だちにはじぇったいじぇったいせえへんで」と言ってくれてはいるのだが、さてどうなることだろうか。

 入園式には上の娘もついていった。今でも小学校よりも幼稚園のほうが楽しいと言い切るぐらいだから、さぞかし姉貴風を吹かしてあれこれとあそび方など教えていたことだろう。
 上の娘は転園という形でお世話になった幼稚園だったが、公園あそびの仲間がいたので見学にいった時も、いっしょにあそぼーと言ってくれる子が何人もいたらしい。下の娘はその点少し寂しいが、一人二人は友だちがいるのでとっかかりにはなるだろう。

 さぁ次はおまえの番だ。この二年が勝負だからしっかりあそんでこい!

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