お通夜


 友人のお父さんのお通夜。「ぼくがみんなの中で一番最後やね、こういう経験」と彼が言った。一番若いから当たり前なのだが、あらためて言われると自分のときのことを思い出したりする。早いものだ。わたしの父が他界してからもう20年に近い時間が流れている。先輩面をするつもりなど毛頭無いが、彼がしばらく忙しいであろうことなどは容易に想像がつく。とても寒く、雨になりそうな夜。集まったみんなで、用意された軽食をつまんだりしていた。そうやって話しながら時を過ごすことが供養なのだときいたこともある。雨を気にしながら、なんとか降らずに帰ってこれたけれども。

 

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