リハ4


 ディナーショーのリハーサル。仕事を終えてから駆けつけることにしていた。
 本番まであと三日。
 あれこれ考えて、とにかく譜面を整備することが先決という結論を出し、昨日から作成にかかった。コード譜にしてスペースを稼ぎ、ページ数を減らしてめくりやすくする作戦である。あとあと編集することも考えてパソコンで作っていたが、実際問題4、5曲分も作れば日常生活では一仕事だ。一段落となるのだが、あと十数曲ある......と思うとその時点で気力が萎えてしまう。量の重みというのかなんというのか。しかしやりとげないとヤバい。どう考えてもここである程度の形を作っておかなければえらいことになる......そんな葛藤の挙げ句、午後の半日休暇を取った。おかげでギリギリなんとか譜面はできた。ギタリストの分と二部印刷してリハに向かった。

 初めて歌手の人たちと合わせる。詰めるべき点が山積。......というより、ピアノのきっかけで弱起の曲を始めるというのがしっくりこない。テンポは決まっているからきっかけさえあれば合うはず、と言われるとつらいが、実際プロはそういうふうにやるのだろうか。最低限のカウントがないと無理な気がする。
 個人的には、ようやっと当日の流れが見えてきたという感じ。それでもヴァイオリンの方が来られないので全体的な音のイメージはまだよくわからない。自分たちがかかわらない部分の進行もわからないまま。

 終わって外に出ると、まん前の児童公演はクリスマスのイルミネーション。そしてかなりの冷え込み。......今年の冬は緊張感がある。

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