下の娘のソフトボールの練習に朝から付き合う。このところ試合続きで、ゆっくりと練習するのは久々だった。最近は試合で見ることができなくなった娘の投球も久しぶりに見れた。相変わらずクセはあるが、それでも、投げている彼女を見るのは好きだ。きっとファンなのだろう。(笑)
昼食のため一旦帰宅する。食事しながら見ていたテレビで、連続ドラマのヒロインが泣いていた。大正時代ごろなのか、東京の大学に進学したいと父親に話したら猛反対にあった。殴りつけんばかりの思いを父がちゃぶ台にぶつけたはずみで、割れて飛び散った食器が彼女の顎のあたりを傷つけてしまった。そのことに今度はオロオロしてしまう父。その姿に自分への思いを感じるヒロインが目に涙を溜めて言う。いけ好かない、嫌な父親だったらどんなにいいか。そんな父親ならどんなに反対されても東京に行ってしまうのに......。でも、どうしても東京に行きたい......。
父親を愛していなかったら悩むこともない。そうやよなぁ。何よりも自分を顧みてそう思う。愛しているとかいないとかはあまり考えなかったが、好きだとか、尊敬できると思ったことはなかった。わかってもらえていると思ったこともあまりなかった。でも愛されているのだろうとは思っていたか。それでも家業をどうするかといったことにずっととらわれていた。たしかにもっとだらしない父親で、もっと嫌いだったらもう少しぐらいは自由に生きていたかもしれない。少なくとも考える段階ぐらいは。
そろそろ、そんな父親でいるほうが娘にもいいのかもしれないなぁ。そんなふうに考えて行動するのもまたおかしな話だろうが、今現在の状況を強いてどうこうしようと思わなくてもいいのかもしれない。娘に切られたのなら切られたでいいのかもしれないし、彼女が怖いのなら怖いでいいのかもしれない。いつか忘れるのならそれでいいのかもしれないし、ずっとこのままでも、それはそれでいいのかもしれない。
かもしれない、だらけ。
よくわからん。
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